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真田丸と夢燃ゆる

約30年前(1985-1986)大型時代劇ドラマ「真田太平記」の放送を行ってから、真田一族の物語をなぜか大河ドラマに取り上げてこなかったNHKですが、やっと今年満を持して作製、現在放送中なのが「真田丸」です。

 

その影響と思われますが、拙作の「夢燃ゆる、紅き空に」をコンサートに取り上げて頂く吹奏楽団が例年より多いようです。

 

先日もプログラムノート作製のためにと、ある楽団からお問い合わせがありました。

 

 


「夢燃ゆる」作曲の動機

前東京都知事の政治資金問題や新都知事選挙、参議院選挙などがすべて過去の出来事であったかのごとく今度はオリンピックに明け暮れる日本のメディア。

 

戦いに勝利しメダルを勝ち取った選手たちが絶賛されることはもちろん当然のことですが、結果を残せなかった人々については、なかなか触れられないのが世の常です。

日々繰り返されるスポーツのドラマをちょうど観戦していた頃に、「夢燃ゆる」作曲の動機についてご質問がありました。

 

以下、回答を転記いたします。

 

ー 海上自衛隊東京音楽隊は毎年初夏に巡回演奏を行っており、2011年は山形、新潟、長野をめぐるツアーでした。

 

私は巡回演奏には必ず新作を作曲しておりましたので、この年も「嵯峨野〜ソプラノと吹奏楽のために〜」と「夢燃ゆる」の2曲を準備し、上田市では無事「夢燃ゆる」を演奏することができました。

 

ただ上田市は、東京音楽隊でもまた前任地の横須賀音楽隊でも何回も仕事に来ており、そのことで、次第に真田家や幸村を身近に感じるようになっていったのではないかと思います。

 

おかげさまで演奏会後の懇親会で、上田市長からNHK大河ドラマ化されたら使って欲しいとお褒めを頂いたりしました。

残念ながらそれは実現しませんでしたが・・・

 

幸村の最後は決して「勝ち組」ではありませんでした。

 

しかし世の流れに激しく翻弄されながらも

「勝てば官軍、負ければ賊軍」という

一般社会の標準的な常識を見事に覆したのだと思います。

 

自分の道義を通すことで。 ー

 

ご質問いただいたことで、なぜこの曲を自分は書きたかったのかが明確になりました。

大変ありがたいことだと思っています。

 

コンクール自由曲にも推薦して頂いています。

以下のサイトでは「コンクール自由曲選」として様々なオリジナル曲が掲載されています。

その中で「夢燃ゆる、紅き空に」も推薦して頂いています。

 

コメントに

ーー  様々な場面描写があり、どこをチョイスするかは悩みどころです(^^)  ーー とあります。

 

そのとおりですね。

コンクール・カット版については、どうぞお問い合わせください。

 

http://takarajm.exblog.jp/23788684/

 

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コメント: 1
  • #1

    なべ (月曜日, 17 10月 2016 23:31)

    「夢燃ゆる、紅き空に」は子どものエレクトーンで弾く曲を探していたときにYouTubeで出会いました。
    いろいろな場面で、人の心を感じられる曲だと思い、何度も聴いています。
    私は中学、高校と吹奏楽で打楽器を担当していました。最初の方に出てくる板を重ねて音を出す楽曲(名前は忘れてしまいましたが)に惹かれています。