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教授とフェンダーローズ

先日、所用で旅行に行った際

帰りの羽田空港で大きなパネル広告に目が留まりました。

 

ビル群の中のスクエアーで

ソーラーパネルの前に設置されたキーボードとスピーカーを使用し

演奏する教授こと坂本龍一氏


それは太陽光発電会社「XSOL(エクソル)」のCMボードでした。

 

教授と自然エネルギー

坂本龍一氏(以下、教授)は、従来から環境問題やエコに強い関心を持ち、原発反対の姿勢をメディアなどで発信するなどしてきています。

 

また、NHKでも紹介されたプロジェクト「FOREST SYMPHONY」では、「木は光合成によって太陽光をエネルギーに換える, つまり電磁波をとらえる天才。その周期性を音楽にしてみたい」という斬新な発想でクリエイティブな活動を行っています。

 

今回の「太陽光発電による作曲と演奏」もそのような流れの中での活動のひとつですね。

 

XSOLからいくつかの動画がアップされています。




太陽が動かしている。


いやーコンセプトも音楽もカッコよすぎます!!


フェンダー・ローズって?


さて

教授がメインキーボードに使っている黒いかたまりのようなキーボード

電気(エレクトリック)ピアノの名器『Fender Rhodes フェンダーローズ』です。


1960年代に生産が開始された電気式鍵盤楽器で、一世を風靡するとともに

その独特の音色は、鍵盤楽器の歴史に永遠に残るだろうと思います。


まず、これを聞いてみてください。


これです。

ローズ独特の極上サウンド。


実際にジャズからポピュラーまで多くのミュージシャン達が魅了され、多くの作品に使われています。


そんな名作だけをピックアップしたサイトもいくつかあります。



打鍵メカニックです。


アナログにピアノ線をハンマーで打ち

それを電気的に増幅して発音させ

エフェクトをかける。


よくできていると思います。



私とフェンダーローズ

私が使っていたのと同じローズの「スーツ・ケース・ピアノ」です。

 

上に乗っかってるYAMAHAのDX7とともによく使っていましたが、

とにかく重たいのです。

 

可搬性には優れていませんでしたが、とにかく音が良かったので

ふうふう言いながら運んでました。

 

現在でも中古販売されていますが、ソフトウエア音源化されたものも多く出ています。


教授ともうひとつのエレピ

教授の名盤であり

2015 editionの発売が話題になっている

音楽図鑑


ここで教授は

DX7のエレピを使っています。


その突き抜けた明るいサウンドは

いつ聴いても元気をもらえます。




XSOLのCMページは

「当社は坂本龍一氏が一日も早く復帰され、活動を再開されることをお祈り申し上げます。」

で閉じられていました。


誠に同感です!!