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プレイヤーは何人いるでしょう?

たくさんのJazzプレーヤーが描かれたこの絵。

背景の紙に注目してください。なんと五線紙です!

そう、このトリックアートを点描で書かれているのは作編曲家でギタリストの山木幸三郎さんなのです。

 日本の著名なビッグバンド、宮間利之&ニューハード・オーケストラのアレンジャー兼ギタリストとして往年のジャズファンなら知らない人はいないでしょう。


 

山木氏は、作編曲家としてはもちろんたくさんの貴重な作品を残されてきましたが、一方では点描絵などの美術作品でも個展も開かれているという多才な方です。

私が所属しておりました海上自衛隊の音楽隊とももう長いお付き合いになりますが、編曲や演奏指導で大変お世話になってきました。

 

バンドマンらしく自由で飾らない方で、全世界に日本のジャズを認知させていった、その一翼を担ったという業績と貢献の偉大さを微塵も表に出さない人柄です。また、江戸っ子らしくいつも「粋」を感じさせるオシャレをされていてとても素敵な方です。

 

私が在職中にサントリーホールからホール主催のガラ・コンサートにお呼びいただく機会がありました。幸運なことにジャズピアニストの小曽根真さんとジョイントをさせていただくことになり、早速山木氏に電話「ガーシュインのI Got Rhythmお願いします。」

 

・・・なんと数日後にアレンジ譜が到着。音楽隊でリハーサルをして、当日サントリーホールでの小曽根さんとの合わせです。流れの確認とバンド・オフ(ピアノだけの独奏部分)の追加など本当に短時間のリハーサルでしたが、本番は小曽根さんのプレイはもちろん!バンドもエンジョイしたエキサイティングな演奏でした!

それも山木氏の洒脱でパワーに満ちた編曲のおかげだったと今は思っています。

 

山木氏は、作曲家としても浅川マキの初期の作品や、私も大好きなしばたはつみに曲を提供するなど活躍されてきました。今でもバンド活動を通じて自作の演奏を続けられている姿には頭が下がります。

 




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